日興レジェンド・イーグル・ファンド
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| 運用成績 | ６/２０ | 得点56点 |  |
| 預かり資産 | ２０/２０ | ||
| 運用年数 | ２０/２０ | ||
| 投資手法 | ５/２０ | オススメ度 | |
| 話題性 | ５/２０ | ★★ |
| 運用期間 | 資産総額 | 騰落率（3ヶ月） | 騰落率（1年） |
| ５年 | 257.37億円 | ４５.８６ | ３９.７１ |
| 評価 |
| 日興レジェンド・イーグル・ファンドは、主に割安と判断される世界の株式等に投資をするファンドで、３０年を越える長いトラックレコードと優秀な運用実績がある「ファーストイーグル・グローバル・ファンド」と同じ手法のファンドへ投資するファンド・オブ・ファンズ方式で運用されている。
このファンドの特筆すべきことは、各バブル崩壊を見事に損失回避した点。 １９８９年日本バブル崩壊時には、その割高感を懸念し日本株を全て売却することで回避し、２０００年ＩＴバブル崩壊にも、割安株がないとの理由で、ＩＴ業界へは一切投資を行っていなかったことから回避している。 さらに記憶に新しい２００６年金融バブル崩壊時にも、その危うさをいち早く察知して、銀行・証券株を組み入れからはずしていたことで直撃をさけることに成功している。 割安株投資は地味なイメージがあるかもしれないが、ファンドの形で幅広く投資をすることで、需給が改善して正当な評価がされる時期を、網を張って待てることから、大化けする銘柄もフォローできるという性質があり、上で挙げたようにリスクを抑えながらリターンを追求できる投資手法として、投資初心者は入り易い特徴がある。 腰を据えて投資をしたいと考えた場合、価値があるのに割安に放置されている銘柄に注目し、その銘柄が本来持っている価値通りの値段を付けるまで持つような投資方法をバリュー株投資と言うが、元々安い株価を付けている銘柄を組み込むことと、既に騰がっている銘柄に組み込まないことで、リスクが減ると考えられている。 特に、成長株は投資家に注目されることから、資金が流入し易い分、環境の悪化や悪材料によって集まっていた資金が逃げると大きく下げるリスクがある。 従って、現実的にリスクを抑えてリターンをじっくり取りたいという投資を好む投資家向けと言え、今をチャンスと捉えてリスクを取ってでもリターンを追求したい投資家には向かないファンドと言える。 特徴をもう一つ挙げるとすると日興レジェンド・イーグル・ファンドは、３つのコースを要している点。資産成長コース、毎月決算コース、円ヘッジコースが用意され、運用中にそのコースをスイッチングすることも可能となっている。 注目すべきは、円ヘッジコース。このファンドは世界の株式で運用するという特徴から、ドルベースで運用成果を追求している。 他の世界株式運用タイプのファンドは、同じような考えに基づくことが多いのだが、世界株式は騰がると思うが、もしかしたら円高になるかもしれないという不安を覚えた場合、ファンド選びが難しくなる。 しかし、日興レジェンド・イーグル・ファンドなら、為替ヘッジをしているため、円高と株高が同時に発生したとしてもリターンを得ることができる可能性を高めることができる。 スイッチングが可能なので、為替動向によって切り替えをする選択肢も保有できるので、局面の変化に強いと言える。 最後にもう一つ特徴を挙げたい。 それは、このファンドが株式以外にも不測の事態に対し、ヘッジの意味で金や債券に投資が出来る点。 つまり、リーマンショックのように急落時は持っている株を一度手放し、ヘッジ手段として他の投資対象を持つことができるのである。 この点は、資金を守ることに重点が置かれた設定になっていると考えることができ、先程述べた通り、過度なリスクを取りたくない投資家のニーズに応えている。 よく商品内容を理解した上で、持つべきファンドだ。 |
